エジプシャンジュエリーセンチピード
エジプトに棲息するムカデの中で2023年現在、もっとも流通量が多くメジャーな種。
小型のオオムカデながら宝石の名の通り美しいです。
また他のオオムカデにはあまり見られない独特な金属光沢が美しさに拍車をかけます。
カラーバリエーションは極めて多く、一見すると同種とは思えないような色彩幅が見て取れます。
歩肢は黄緑から青いもの、赤いものも存在します。
何度か同定を試みたが情報が少なく難しいです。情報をお持ちの方はご教示ください。
歯板の小歯は5:5とよく見かける数です。
第1-19歩肢の腿節に蹴爪をそなえるが、第20歩肢では欠いています。
曳航肢の棘はアジアのオオムカデに比べると多いです。
国内での繁殖例は恐らく知られていません。
最もメジャーなアフリカ産ムカデですが、野生個体の流通が途絶えた瞬間に、二度と目にすることがなくなるかもしれないですね。
なんとか繁殖を目指したいものです。
乾燥耐性は高い方ですが、常にカラカラにしておくと亡くなるため、
ケースの半分は軽く湿らせた状態を保つとよいでしょう。
参考
学名:Scolopendra sp.
全長:12cm 前後 ムカデの計測は誤差が出やすいため目安
温度:24-28℃前後
湿度:低-中湿度
棲息環境:地中-地表
成長速度:やや遅い?