ムカデ飼育 完全マニュアル

ムカデは日本国内のみならず極地や海洋を除く、ほとんど全世界に棲息する生物です。名前の通り多くの足を備えた多足亜門の中のムカデ綱に分類されます。

今回はそんなムカデ綱の中から、人気の高いオオムカデ属の飼育方法について解説していきます。ムカデを初めて飼う方は特に必見です!


本記事にまとめたこと

置き場所は?
・飼育のため用意するものは?
・適したケージとは?
・種類別の管理方法
・適切な温度管理
・床材について
・シェルターや水入れは必要なのか
・日常のお世話について
・エサは何を与えたらいいの?
・給餌頻度について
・幼体の管理方法
・トラブルを事前に防ぐ
・脱走対策
・まとめ


置き場所

まず最初は置き場所について確認しましょう。
ポイントは直射日光が当たらない、昼夜の寒暖差の少ないところに置くことです。
特に窓際は日射だけでなく外気の影響の大きな場所であるため避けます。もしどうしても置かなくてはならない場合は断熱/遮光カーテンを用いて、外からの影響を極力小さくしましょう。
また季節により日射の角度は変化します。窓際でない場合でもカーテンを用いた方が無難です。
さらに脱走対策のため、フローリングの部屋を選ぶことも重要です。畳の部屋を用いると脱走経路が多いため、もし置く場合は畳の隙間を養生テープ等で埋め、ふすまに隙間テープを貼り脱走対策を講じる必要があります。

用意するもの

・ケージ
・エアコン
・パネルヒーター
・温度計
・床材
・シェルター
・水入れ
・洗浄瓶
・25cm以上のピンセット2本
・衣装ケース
・革手袋
・ポイズンリムーバー
・虫さされ薬
・既往症、アレルギーのメモ

ケージは長辺が全長以上あれば最低限の広さは確保できます。
反対に10cm以下の幼体を広すぎるケージに入れて脱走や全く観察できないことが多いため、個体に合わせてステップアップしていく方がよさそうです。

オススメのケージ
・レプタイルボックス
・レプタイルボックスワイド
・クリアースライダー(要加工)
・クリアースライダーラージ(要加工)

・飼育のため用意するものは?
・適したケージとは?

・種類別の管理方法
・適切な温度管理

・適切な湿度管理


・床材について


・シェルターや水入れは必要なのか


・日常のお世話について


・エサは何を与えたらいいの?


・給餌頻度について


・幼体の管理方法


・トラブルを事前に防ぐ


・脱走対策
・まとめ