スラウェシブラック

インドネシアのスラウェシ島に棲息する、大型のムカデ。
巨大な体躯、鮮烈なカラーリングは見る者を魅了します。

強烈な警告色は一度見たら忘れることはないでしょう。
美しいムカデは繊細なことも多いのですが、
本種は全ムカデの中でも最も飼育しやすい部類だと思います。

典型的な熱帯の低地性ムカデです。
惜しむらくは昼間潜っている時間が他種に比べて長いことでしょうか。
しかし、現代人の生活にはマッチしているとも言えます。
夜にはしっかりと徘徊するため、お仕事帰りや学校帰りにはしっかりと観察できるでしょう。

旧亜種名のpiceoflava はpiceo=黒 flava=黄色という意味で
Attems氏が1934年に記載した当時みたムカデの色が伝わってくるようで、非常に浪漫があります。

参考
学名:Scolopendra subspinipes
最大全長:28cm
温度:26-30℃前後
湿度:中-高湿度
棲息環境:地中-地表
成長速度:1年で性成熟(成虫)