ムカデ飼育 床材

ムカデの飼育にはどんな床材を用いるべきなのでしょうか。

素材

Terminal Legs はオオムカデの飼育にはパウダー状のヤシガラを中心に用いています。

使用している理由は3点あります。
・軽い
・湿度を保ちやすい
・比較的廃棄が容易

軽ければ奇蟲が掘りやすく、万が一ケージを落下させた際に生体にケガをさせにくい点が挙げられます。

飼育規模が大きくなってきたときに床材交換が楽です。
さらに幼体と成体で同じものが使えて乾燥のペース把握などがしやすい利点があります。

湿度が保ちやすいことは大きなメリットです。ほとんどの奇蟲は熱帯雨林ですので、これだけでも飼育が出来ます。一部砂漠性のサソリやヒヨケムシは珪砂などを用いる必要があるため、個別にお問い合わせください。

※注意
従来は赤玉土による飼育を推奨しておりました。
しかし、注意点都道府県によっては赤玉土が廃棄できません。
有料の業者を用いてすら廃棄できず庭など屋外に捨てておくように市役所に指示されるケースすらありました。
しかし外国産の蟲にはどんな菌や寄生虫などが含まれているかわからないため、屋外に捨てるわけにはいきません。
焼却処分できるパウダー状のヤシガラを用いることは非常に重要です。

厚さ

厚さは5cm~10cm敷くとよいでしょう。
幼体ではカップの半分程度の高さにすることが一般的です。


セッティング例

交換時期

Terminal Legsでは、フンや食べ残しの除去の他、床材の全交換を少なくとも半年に1度行っています。

同じセットを組んで、ムカデだけをサッとピンセットで移動します。
手早く行うこと、万一の脱走に備え周囲を整理しておくことが肝要でございます。

また必ず衣装ケース内で行い、革手袋、金属製ピンセット2本の携行をお願いいたします。