クラニファーメンガタゴキブリ

学名:Blaberus craniifer
分布:メキシコ、ベリーズ、キューバなど
体長:約45~60mm
産卵様式:卵胎生
ガラス・プラスチック面垂直歩行:歩行できる

解説

 成虫は雌雄共に有翅です。オオメンガタゴキブリに比べると小型ですが、それでもおペットローチの中ではかなり大きい種です。同属のBlaberus discoidalisが日本で見つかった記録がありますが、定着はしていません。
 翅のほとんどが黒いブラックウィング系統もペットローチとして流通しています。また、ベラクルズ産などのロカリティ付きの個体も少数流通します。ロカリティなし通常体色の系統とブラックウィング系統の流通は多く、容易に入手ができます。丈夫で飼いやすく、繁殖も容易に行うことができます。飼育方法はオオメンガタゴキブリと同様です。
(文・写真: 竜洋昆虫自然観察公園 柳澤静磨)

参考文献
・Beccaloni G. W., 2014. Cockroach Species File Online. Version 5.0/5.0. World Wide Web electronic publication. accessed 16 September 2023.
・小松謙之・伊藤ふくお, 2023. 日本産ゴキブリ全種図鑑. 北海道大学出版会, 北海道.