イエゴキブリ
学名:Neostylopyga rhombifolia
分布:全世界
体長:約20~25mm
産卵様式:卵生
ガラス・プラスチック面垂直歩行:歩行できる
解説
ハーレクインローチとも呼ばれます。成虫になっても翅は雌雄共に鱗片状で飛翔することはできません。流通量は多く、日本国内ではマレーシア産、マダガスカル産、海南島産の3系統が流通しています。筆者が確認したところ、マレーシア産は黒っぽく、海南島産は白っぽい個体が多いという特徴がありますが、地域による特徴なのか、導入個体由来の特徴なのかは不明です。国内では非常に得にくいですが、近年も少数得られています。非常に丈夫な種で、飼育繁殖は容易です。飼育方法はワモンゴキブリに準じます。
(文・写真: 竜洋昆虫自然観察公園 柳澤静磨)
参考文献
・柳澤静磨, 2022. ゴキブリハンドブック. 文一総合出版. 東京.