徹底解説

南米の巨大なオオムカデたち

南米のオオムカデは世界最大種を含む、大型のムカデが多いです。
ムカデの中で最大であることに留まらず、陸上無脊椎捕食動物の中でも最大、最長クラスのムカデがひしめき合っています。

今回は、そんな巨大なムカデたちをご紹介いたします。

世界最大種の一角、ペルビアンジャイアント Scolopendra galapagoensis Bollman, 1889. 写真の個体はペルー産です。

伸長する触角、第一背板に入る横溝、白く洗練された歩肢、棘の多い曳航肢……。
どれをとっても美しく巨大で非の打ちどころがありません。
ムカデ好きなら誰しもが憧れます。筆者もあまりにもこのムカデに惚れ込んだ結果、本種の頭部をモチーフにロゴマークを作成していただいたほどです。

分類
Scolopendra galapagoensis はココス島、ガラパゴス諸島、南アメリカ大陸の太平洋岸、エクアドル中央部からペルー南部にかけてのアンデス山脈の西側斜面にかけて棲息しているとされるため、ペルーという産地情報と合致します。

インボイス( 貨物の明細書 )ではScolopendra gigantea として輸出されるケースが多いですが、 Scolopendra gigantea の棲息地はコロンビア北部、ベネズエラ、トリニダード、マルガリータ島、キュラソー島、アルバ島とされており、ペルーはありません。 産地情報から見れば、インボイスネームは誤りであることがわかります。